ゲンのエサ
ゲンゴロウにもいろんな種類がいます。その幼虫たちは姿かたちはもちろん大きさや食性もさまざま で、ひっくるめてこれというエサはありません。自然界でもさまざまなものを捕食して、ぷっくりと 太っていくのでしょう。 このデータは僕そーるわんが、日ごろお世話になっているUEさん、大さん、とよかんの多大な情報提供のもとに、それぞれのエサがどの幼虫に適しているかを調べたものです(飼育下限定)。 濃縮果汁還元のようなものです。まーだいたい。なにがですか?他にもこんなもの食べるよーという のがありましたら、ぜひご一報ください。 これから累代飼育をはじめるひとの、少しでも参考になれれば幸せです。 |
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成虫は体長約1センチ。湧き水の流れ込んだ泥地などで、うじゃって暮らす。雑食性。 春に孵化したものは秋までに成虫になり、秋に孵化したものは幼生のまま冬を越す。 何度かの脱皮を経て成虫になるが、成虫になる際にはダンゴムシのように体の半分ずつを脱皮させるので、タイミングがいいとツートーンカラーのミズムシに出会える。オスの方が大きく、メスはしょっちゅうオスに抱え込まれている。 動きが遅いので幼虫には捕えやすく、水も汚れにくいので、入手が簡単なら、もってこいのエサ。 |
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体長約1〜5ミリで体は扁平、止まると倒れる(笑)。雑食性で藻や肉類を好み、顆粒状のメダカのエサなど与えると抱えてどこかへ去っていく。 すばしっこくせわしない。意外と凶暴なので、小〜中型種に与えるときにはサイズや量を調節しないと幼虫の方が危険だし、小さいものをあげてもひるんでなかなか食べないことが多い。 スポイトでしゅぽしゅぽして、弱らせてから与えるとバツグン。 ハイイロに関しては生息する水質がかぶっているため、実際野生下でも常食しているのか、そのまま与えれば弱らせずとも見事にバッチリ。 ただハイイロが貪欲なだけなのか。能動的に捕まえて食べるほど適材かと。 |
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イトミミズのこと。こういう汚染に強いエサは、市販されているものや近所の河川で捕ってきたようなものを使うのはあまりよくないです。
これを主食で与えたところ、クロズマメ10匹前後が全滅してしまったこともあります。でも食いはよいので、安心できるものや自家繁殖したものならバッチリです。 夜行性で、夜中に観察すると土から上半身を高く伸ばしながら、うねうねとなにかやってます。 |
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ユスリカの幼生。体液が赤いので初齢に与えると、どうやって吸汁していくかがよく観察できます。 これも、特に市販されているものは気をつけた方がよいです。よく、蛹化抑制剤がはいっているためだとも言われますし、この種のアカムシの過酷な生息環境による副次的な汚染とも聞き及んだりもしますが、 どれも確定的ではなく、推測の域を出ません。まったく別の理由かもしれません。 ひょっとしたらメデューサの髪の毛のヘビが往生の間際に舌を切り捨て、それがアカムシになったというような、神話的呪縛のなせる業かもしれません。 ただ確実なのは、毎年毎年あちらこちらでアカムシによる失敗談が聞こえるということです。ときに羽化不全でせっかく上陸までこぎつけた幼虫を全滅させてしまうこともあります。 でも食いはものすごくよいので、安全なものを補助的に与えるならバッチリです。その意味でいえば天然物はたしかに安全なのでしょうけども、 種類がまた違うのか、細いし小さいし、数を確保するのも大変だし、すぐゴミを集めて身を隠してしまうので、なかなか難しいところです。 |
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解凍する手間や解凍後のもちがあまりよくないこと、最初の頃は幼虫の食いが落ちやすいことを除けば、生餌のそれより安心して使えます。保存も効くし、慣れた幼虫ならがっつり食べてくれるし、
特に小型種には重宝します。が、商品によってはバタバタと落ちることもあります。これもできれば単用は避けた方が無難です。
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ハエの幼生。うじ虫。魔女スープの素。釣り餌用として生餌が安価で市販されていますが、染色されていないものを選びましょう。抵抗がないひと、玄人向け。うっかりしていると壁面を登って脱出され、
知らないうちにハエのブリーダーになります。保管もしっかりと、これだけはしっかりと冷蔵庫にいれておかないと夏場などはやはり数日で、知らないうちにハエのブリーダーになります。 アカムシとは逆に、どうやってゲンゴロウの消化液が被捕食者に放出されるかが、よく分かります。こればかり与えていると食が落ちる傾向があるように感じます。 うまく他のエサと併用して与えた方がいいと思います。 また、脂肪過多により幼虫にカビ状のものが噴いたりすることもあります( 3番目の画像:最初にヨコエビ1匹、あとはサシのみふたつ食べたヒメフチ1齢中期がこんな。 平気なコは平気なんですが )。特にゲンモ属には厳禁ですね。 |
これも釣具店で生餌として売っています。ヤナギやクワ、クヌギ等に木食うカミキリ虫の幼虫。サイズ的に2齢中期から
がよいそうですが、飽きが早いのでつなぎ用。ゲンモ厳禁。
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これもサシやヤナギムシ同様、釣具店で入手できます。天然物はブドウの木を食害する蛾の幼虫で、養殖物は
蜂の巣に寄生する蛾の幼虫だそうです。後者はそのためにハニーワームとも呼ばれます。別の種類なのでしょ
うか。これもヤナギムシと同じく飽きが早く、ゲンモ属には厳禁です。2齢中期以降に。
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チャイロコメノゴミムシダマシの幼虫で、小鳥等のえさとしてペットショップなどで売っています。 一時期はホルモンが添加されていたのか、検索すると危なげな情報もひっぱれてくるのですが、実験的にガッと集中して与えてみたところ、特にだいじょぶでした。 もちろん例数が少ないので断定はできないと思いますが、市販のエサをメインに育てることを検討されている方には、試す価値ありだと思います。特に虫食傾向なクロゲンには好評です。 |
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エグいっす。伸縮するたびにわけのわからない白や黒の器官が伸び縮みします。尾部は呼吸器官になっているようで、それが水面下から伸びているのをみると本能的に不吉なものを感じて警戒心が。
中はジューシィなようで、何度も消化液を反芻させながらセロファンみたいになるまで吸い取り、サシやミズムシをあげるより成長効率はすこぶる高いように感じます。特に虫食傾向の強いクロにはよいようです。
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特にオオゲン2齢、3齢初期には最適です。ヒメフチは初齢からいけます。クロゲンはたまに食べる程度です。入手も簡単なので、使い勝手はよい
です。メダカも一緒に飼育しているとゲンの繁殖期には稚魚も産まれている頃なので、サイズを選んで与えることができて便利です。
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金魚の当歳魚。これもメダカと並んで入手が簡単で使いやすいです。オオゲンやヒメフチの3齢に最適。3齢後期は姉赤もいけます。
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おたまじゃくし。ものによっては毒性があったり、あまり栄養にならなかったり、突撃されたりついばまれたり
して幼虫がやられたりと、いろいろあるようなのでうまいこと適した種類とサイズのおたまを与えることが大切かもしれません。
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ざこ。モツゴ、フナ、ドジョウの稚魚や名称不明等その他魚のたぐい。捕ってきたものは汚染がないことが前提になります。
1匹でなんともなくても、何匹も食べるうちに幼虫の体内で有害物質が蓄積されてしまうようです。ときに体をびくびくさ
せて、口から体液を吐いて死にます。気をつけましょう。
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写真の左がサカマキガイ、右がモノアラガイです。ガムシにはモノアラの方が断然よいのですが、サカマキも使えます。
モノアラが入手できずサカマキを与える際は、殻を強引に割って食べることが多いので、殻にピンなどで穴があか
ない程度に破断線を作っておくと、ガムシも負担がかからず、サカマキも死なず、効果的です。破断線は貝を見下ろした状態で、
登頂とヘリの真ん中あたりに横にいれるとよいと思います。 自家繁殖する場合は、ほっといても増えますがたくさん得るには密度が高いと産まなくなるため、定期的に少量を水槽に放して、 増やして回収するとよいです。 |
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マタニシならそのまま与えても3齢ならバリバリ割って食べるそうですが、一般的に手に入りやすいのはヒメタニシの方になると思います。
ヒメタニシは殻が固いので、ひとが割ってあげないと厳しいです。身が詰まってて栄養価が高いのか、成長も他の貝より早い印象ですが、逐一割るのが、少し手間といえば手間かもしれません。 写真はヒメタニシです。 |
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シジミやアサリは、スーパーの生鮮食料品売り場や、鮮魚店で生きたまま簡単に入手できます。シジミも今や淡水産ではなくほとんど汽水域産のものらしいのですが、特に問題ないです。
砂抜きもいりません。アサリも同様ですが、大きいので大食漢の3齢限定でもいいいかと思います。使用するぶん以外は冷蔵庫でそのまま保存して、
与えるときに身だけを与えて、食べ残しは速やかに取り除きましょう。残りは成虫や人間にあげてもよく食べます。 ちなみに水深が深いと殻がついてなくても、底に沈んだシジミの身に弱齢が群がって、そのまま浮上できずに溺死したり、浮上できてもまた沈んでいって結局溺死したりするので( ああ…。) できるだけ水深を浅するか、水草や浮遊物に引っ掛けて与えてください。 また、ガムシは本来は巻貝を食べるために適した構造なので、殻のない貝の身は、解かされた肉質がアッというまに水を汚していきます。 なので水深が浅い場合はできるだけ広く水を張って、こまめな水替えが必要です。 終齢になるほど水質の悪化には大変強くなるのですが、体表に変な白い膜がまとわりついてみじめなくらい汚らしいです。 |
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キベリヒラタガムシがよく食べていましたが、他ではまだ確認していません。エサ、幼虫ともに、脱出されるのでフタは必須。
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コミズムシ。体長ちょびミリ。貯水池とかなにげないとこで超新星爆発。虫食がある傾向の幼虫には食いがよく、水もほとんど汚れないので使い勝手がよいです。
おすすめ。でも欲しいときにいないんだな、これが。ね?
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ミジンコ。いろんな種類がいるようですが、幼虫用のエサとして使うには柔らかそうなものがよいようです。放ってお
くとたくさん沸いたりしますが、アッというまにいなくなってしまったりもするので常時ストックしておくのは難しい気が
します。田んぼで採ったものはご法度。
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熱帯魚店で売っています。生きたミジンコが入手できないときや、食いが悪いときにつなぎで使います。水がとても汚れやすいので注意が必要です。
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ブラインシュリンプ。BS。乾燥卵が熱帯魚店で売っているので、孵化させて与えます。面倒も慣れれば楽し。時間差を
つくって別々の容器で孵化させておくとサイズ調節やネタ切れにならなくてよいです。ちなみに温度や塩分濃度や
エアー等条件が結構シビアなのですが、すべて適当でもそこそこ孵化、生存します。
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試した幼虫や与えた種類が少ないのでなんとも言えませんが、サイズや種類によってはいろいろ使えることと思います。
でもあまり大きいヤゴを与えると逆に食べられてしまうかもしれませんね。猛者はヤゴのキバをもいでから与えるようです。
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ヤゴと違って草食なのでゲンゴロウの幼虫が襲われる心配はないですが、おいしくないのか、動きがすばやいせいなのか、クロズマメの幼虫は冷凍アカムシとこれをいれると冷凍アカムシばかり食べます。
が、ハイイロに与えると、入れた途端に吸い倒してました。捕食上手か。 要追跡調査。 |
いろんな種類がいるみたいですが、僕には多すぎてよくわかりません。カゲロウに似た感じですが、岩の裏に隠れて天敵から身を守る習性のためなのか、動きはそんなに素早くないのでカゲロウより捕食率は高いようです。この写真のカワゲラは、マメゲンの幼虫に試しに与えてみたところあっというまになくなりました。とても使い勝手がよいです。
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食いはよいそうですが、水の汚れが早いので注意が必要です。画像はスジエビです。ちっちゃいザリガニもいけるらしいです。
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共食い。カニバリズム系。いわばイワン、おまへもか。同種他種を問わず多産幼虫をエサにまわしたり、食いの悪い幼虫に与えたりと、いろいろあるようです。
うちでも育てきれないものや死んで間もないものをときどきあげています。はまるとがぶりつき。
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